機能面から考えるムーンウォークに適した靴(シューズ)の指針とは

機能面から考えるムーンウォークに適した靴(シューズ)の指針とは

ムーンウォークは靴(シューズ)が一足あれば気軽に出来るダンスです。

もしこれからムーンウォークを始めてみようと考えていてシューズを探している人がいるのであれば、これより解説する”機能面から考えるムーンウォークに適したシューズの指針”を参考にして頂ければと思います。

ムーンウォークに適したシューズの指針

私が機能面から考える“ムーンウォークに適したシューズの指針”は、つま先足首、そして靴底の3点です。

つま先

私がムーンウォークにおいて最も重要視しているのは”つま先”で、私が推奨しているムーンウォークは、つま先の指が床との接地面に対して突き刺すように真っ直ぐに伸びているムーンウォークです。

ムーンウォークのレジェンドであるマイケル・ジャクソンやブガルー・シュリンプ(Boogaloo Shrimp)も、つま先が床に突き刺すように真っ直ぐに伸びているムーンウォークを採用しています。

これを実践するためには、自分のつま先とシューズの中のつま先部分のカーブの形がフィットし、つま先へ体重をかけてもなるべくつま先に負担がかかりにくいものを選択する事が望ましいと考えます。

足首

ハイカットのデザインのものは足首の可動範囲を狭くしてしまう傾向があります。

足首の稼働範囲が狭くなると、つま先を上げる角度が制限されてしまう事につながります。

そのため、キレのあるムーンウォークを目指す観点からするとローカットからミドルカット(ミッドカット)までのものを選択する事が望ましいと考えます。

靴底

シューズを横から見た時に、床と接する靴底のライン(アウトソール)が真っ直ぐになっているものが望ましいと考えます。

床と靴底が接している状態からバックスライドする事によってかかとが離れていき、やがて床とつま先が接する状態へ移行する過程において、キレのあるムーンウォークをする人の場合は、足の指の付け根を曲げる事なくつま先を真っ直ぐにして立てるという使い方をします。

つまり、靴底が床に接しながらバックスライドしている時もバックスライドし終わってつま先立ちとなっている時も、常に靴底のラインが真っ直ぐである事がキレのあるムーンウォークの表現へとつながるため、シューズも真っ直ぐな靴底(アウトソール)のラインとなっているものが望ましいという事です。

また、靴底は床との摩擦抵抗が極力少なく滑りやすいものが適していますが、靴は機能上滑りにくいように作られているものですので、滑りやすい靴を探す事は難しいと思います。

しかし、ムーンウォークを自在に操れるようになると、バックスライドする時に靴底を紙一枚程度浮かせる事で床との摩擦を軽減するような足のコントロールが出来るようになりますので、あまり心配する必要はないと考えます。

一足選ぶとしたらどれが良いか

このように、ムーンウォークに適したシューズというのは、どこにでもある一般に入手可能なものであるという事が分かると思います。

上記で挙げた指針によってある程度選択肢が絞れると思いますが、それでも一足選べず悩んでしまった場合はどれにしたら良いのでしょうか。

もし本当に悩んでしまった場合は、NIKE BLAZER(ブレーザー)にすると良いと思います。

このシューズは、1984年の映画「ブレイクダンス」(Breakin’)でターボ役のブガルー・シュリンプが鮮烈なムーンウォークを披露した時に履いていたモデルです。

このシューズを履く事でブガルー・シュリンプのようなキレのあるムーンウォークが出来るようになるという保証はどこにもありませんが、一つ言える事は、ムーンウォークが上達出来ない原因をこのシューズのせいには出来なくなるというメリットがある事です。

ムーンウォークを何としても自分のものとしてつかみ取る、という自分なりの意思表示のためにこのシューズを選択するというのも一考かと思いますし、もちろん、NIKE BLAZER以外のものを選択しても良いと思います。

その場合も、上述した基準を全て満たしているNIKE BLAZERをベンチマークとして検討すると選択基準が整理しやすくなると思います。

靴によってパフォーマンスが劇的に向上するのか

マイケル・ジャクソンはG.H.BASSのWEEJUNSを自身のパフォーマンス用の靴として選択しましたが、仮に私達が普段履いているようなシューズでムーンウォークを行ったとしても、非常に洗練された高度な”マイケル・ジャクソンのムーンウォーク”に成り得た事と思います。

反対に、私達がマイケル・ジャクソンの使用していたものと同じG.H.BASSのWEEJUNSを履いてムーンウォークを行ったとしても、この靴が持つポテンシャル(潜在力)によってマイケル・ジャクソンを凌駕するようなパフォーマンスを得られると考えにくい事は想像に難くないでしょう。

靴(シューズ)によってムーンウォークのパフォーマンスが劇的に向上する事はなく、靴(シューズ)の実力を発揮させるのは表現者の実力次第です。

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それでは、またの機会にお会いしましょう。

KAIZOU NINGEN

ダンス研究家。専門はムーンウォークとアニメーションダンス。幼少期にマイケル・ジャクソンのメカニカルな動きを取り入れたダンスに影響を受け、1990年よりダンスの研究を始める。マイケル・ジャクソン没後10年特集番組へ情報提供(TBS「一番だけが知っている」:2019年)。

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