マイケル・ジャクソンのムーンウォークを乗り越える方法

マイケル・ジャクソンのムーンウォークを乗り越えるための考察と方法を全5回シリーズで解説していきます。
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マイケル・ジャクソンのムーンウォークを乗り越える方法

これまでマイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)を乗り越えるために先人が行ってきた事は、マイケルのムーンウォーク(バックスライド)をそのまま完全コピーし、その「技術」に対して追いつき追い越せという事でした。

しかしこのやり方には、たとえマイケル・ジャクソンよりも精度の高いムーンウォーク(バックスライド)を身につけて「技術」で追い抜いたとしても、結局はマイケルがたどった道をそのままなぞっただけであり、マイケルの「二番煎じ」にしかならず、乗り越えた事にはならないという限界がありました。

私たちはマイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)を、「技術の観点」からではなく「クリエイティブの観点」から捉えてマイケルのムーンウォーク(バックスライド)の「本質」を学び取り、乗り越えるべきだったのです。

そこで本シリーズでは、マイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)を乗り越えるための考察と方法を全5回にわたり解説していきたいと思います。

各コンテンツの紹介

本シリーズは、第1回から順に読み進めていく事によって、これまで私たちが無意識に抱いていたマイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)に対する「勘違い」、「思い込み」、「盲点」を段階的に解放し、最終的にはマイケルのムーンウォーク(バックスライド)を乗り越えるための「一つの答え」を解説していく構成としています。

誰がマイケル・ジャクソンにムーンウォークを教えたのか

マイケル・ジャクソンへムーンウォーク(バックスライド)を教えた人物が誰なのかは諸説ありますが、マイケル本人は1988年に出版された自伝「ムーンウォーク」(※1)において、ムーンウォーク(バックスライド)を教えてくれたのは3人の子供たちで、彼らから基本を授かったとしか語っておらず、誰からムーンウォーク(バックスライド)を教わったのかは明らかにしないままこの世を去りました。

一般的にはマイケル・ジャクソンへムーンウォーク(バックスライド)を教えたのはジェフリー・ダニエル(Jeffrey Daniel)であるとされています。

しかし、本当の意味でマイケルへ「ムーンウォーク(バックスライド)を授けた」のはブガルー・シュリンプ(Boogaloo Shrimp)である、というのが本解説の見解です。

※1:マイケル・ジャクソン著、田中康夫訳、河出書房新社、2009年。

【第1回】誰がマイケル・ジャクソンにムーンウォークを教えたのか

そこで第1回目は、マイケル・ジャクソンが自身のムーンウォーク(バックスライド)の表現を確立していく過程において影響を受けたジェフリー・ダニエルとブガルー・シュリンプの2人のダンサーにスポットを当て、マイケルがムーンウォーク(バックスライド)を初披露した1983年のモータウン25(※2)の前後に、マイケルの周りで何がおきていたのかを時系列で見ていく事によって、「誰がマイケルにムーンウォーク(バックスライド)を教え、マイケルへ本当の意味でムーンウォーク(バックスライド)を授けたのは誰だったのか」について詳しく解説していきたいと思います。

誰がマイケル・ジャクソンにムーンウォークを教えたのか
マイケル・ジャクソンはなぜムーンウォークを本当の意味で授けてくれた人を明かさなかったのでしょうか。

※2:マイケル・ジャクソンがジャクソン5時代に所属していたレコードレーベル「モータウン」の設立25周年を記念して開催された音楽の祭典。そのハイライトは1983年5月16日に全米でTV放送された。祭典の正式名称は「Motown25: Yesterday, Today, Forever」(モータウン25:昨日、今日、そして永遠に)。

マイケル・ジャクソンはムーンウォークの神様ではない理由

私たちはいままでずっとマイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)をめぐる「勘違い」と「思い込み」の渦中にいて「ある事」に気づいていませんでした。

それは、マイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)は「乗り越える事ができる」という事です。

現在でも多くの人がマイケル・ジャクソンを「ムーンウォーク(バックスライド)の神様」としてリスペクトし続けていると同時に、マイケルのムーンウォーク(バックスライド)を「誰も乗り越える事ができない」と考えています。

しかしながら、本来マイケル・ジャクソンを「ムーンウォーク(バックスライド)の神様」としてリスペクトする事と、マイケルのムーンウォーク(バックスライド)を「誰も乗り越える事ができない」と考える事は切り離して考えなければなりません。

なぜなら、マイケル・ジャクソンはムーンウォーク(バックスライド)のレジェンドではありますが、未来永劫、誰も乗り越える事のできないムーンウォーク(バックスライド)の神様ではないからです。

【第2回】マイケル・ジャクソンはムーンウォークの神様ではない理由

そこで第2回目は、マイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)をめぐる「勘違い」と「思い込み」にスポットを当て、その真相について詳しく解説していきたいと思います。

マイケル・ジャクソンはムーンウォークの神様ではない理由
私たちはいままでずっと「勘違い」と「思い込み」の渦中にいて気づいていなかったのです。

マイケルのムーンウォークの完全コピーを目指さない方が良い理由

私たちはいままでずっとマイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)をめぐる「勘違い」と「思い込み」の渦中にいた事によって、バックスライドの習得においても「ある事」に気づいていませんでした。

それは、バックスライドの習得で「本当に目指すべきもの」は完全コピーではなく他にあるという事です。

それではその「本当に目指すべきもの」とは一体何なのでしょうか。

それは「自分の表現としてのバックスライド」です。

【第3回】マイケルのムーンウォークの完全コピーを目指さない方が良い理由

そこで第3回目は、マイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)の完全コピーを目指さない方が良い理由にスポットを当て、その理由を明らかにした上で、マイケルがどのようにしてムーンウォーク(バックスライド)を「自分の表現」として確立したのか、そしてそこから私たちがバックスライドを「自分の表現」として提示するための方向性とは何かについて詳しく解説していきたいと思います。

マイケルのムーンウォークの完全コピーを目指さない方が良い理由
マイケルのムーンウォーク(バックスライド)の完全コピーではない「本当に目指すべきもの」があります。

「ムーンウォーク」をマイケルの代名詞としておいてはいけない理由

ダンスの歴史でマイケル・ジャクソンが残した功績の一つは、当時ストリートダンサーの間で流行りつつあった「バックスライド」にいち早く着目し、「ムーンウォーク」としての価値を最大限に引き上げた事です。

マイケル・ジャクソンがムーンウォーク(バックスライド)を初披露した1983年から数十年が経過した現在においても、私たちはその影響下にあると言っても過言ではありません。

なぜなら、「ムーンウォーク」の名称が依然としてマイケル・ジャクソンの揺るぎない代名詞となっており、マイケルのムーンウォーク(バックスライド)を誰も超えられないでいるからです。

これまでマイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)を乗り越えるために先人が行ってきた事は、マイケルのムーンウォーク(バックスライド)をそのまま完全コピーし、その「技術」に対して追いつき追い越せという事でした。

しかしこのやり方には、たとえマイケル・ジャクソンよりも精度の高いムーンウォーク(バックスライド)を身につけて「技術」で追い抜いたとしても、結局はマイケルがたどった道をそのままなぞっただけであり、マイケルの「二番煎じ」にしかならず、乗り越えた事にはならないという限界がありました。

私たちはマイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)を、「技術の観点」からではなく「クリエイティブの観点」から捉えてマイケルのムーンウォーク(バックスライド)の「本質」を学び取り、乗り越えるべきだったのです。

【第4回】「ムーンウォーク」をマイケルの代名詞としておいてはいけない理由

そこで第4回目は、マイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)を乗り越えるための「突破口」にスポットを当て、その「突破口」がどこにあるのかについて詳しく解説していきたいと思います。

「ムーンウォーク」をマイケルの代名詞としておいてはいけない理由
マイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)を乗り越えるための「突破口」を解説します。

ムーンウォークを表現する上で本当の意味において難しい事とは

「ムーンウォーク(バックスライド)を表現する上で本当の意味において難しい事」とは、現在ほぼすべての人が共通認識として持っている、マイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)が「絶対的基準」である、という価値観に対し、どうすればこれまでの価値観を乗り越え、「自分の表現としてのバックスライド」を提示できるか、という事にあります。

【第5回】ムーンウォークを表現する上で本当の意味において難しい事とは

そこでシリーズ最終回となる第5回目は、マイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)を乗り越えるための方法にスポットを当て、その「一つの答え」について詳しく解説していきたいと思います。

ムーンウォークを表現する上で本当の意味において難しい事とは
マイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)を乗り越えるための「一つの答え」を解説します。
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KAIZOU NINGEN

ダンス研究家。専門はムーンウォークとアニメーションダンス。幼少期にマイケル・ジャクソンのメカニカルな動きを取り入れたダンスに影響を受け、1990年よりダンスの研究を始める。マイケル・ジャクソン没後10年特集番組へ情報提供(TBS「一番だけが知っている」:2019年)。

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