登場順に解説|マイケル・ジャクソンの「ムーンウォーク」の歴史

マイケル・ジャクソンが採用したおもな「ムーンウォーク」を登場順に解説していきます。
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登場順に解説|マイケル・ジャクソンの「ムーンウォーク」の歴史

マイケル・ジャクソンの「ムーンウォーク」の歴史は、1983年のモータウン25(※1)のBillie Jeanでムーンウォーク(バックスライド)を披露したことからはじまりました。

その後マイケル・ジャクソンは他の種類の「ムーンウォーク」へも表現領域を広げていき、モータウン25から13年後の1996年のヒストリーツアーで「ムーンウォーク」の表現領域を完結します。

このことから、マイケル・ジャクソンは自身の思いつくまま手当たりしだいに各種ムーンウォークを披露していたのではなく、長期計画の中で戦略的に「ムーンウォーク」の表現領域を広げていたことがわかります。

そこで今回はマイケル・ジャクソンの「ムーンウォーク」の歴史にスポットを当て、マイケルが採用したおもな「ムーンウォーク」を登場順に解説していきたいと思います。

※1:マイケル・ジャクソンがジャクソン5時代に所属していたレコードレーベル「モータウン」の設立25周年を記念して開催された音楽の祭典。そのハイライトは1983年5月16日に全米でTV放送された。祭典の正式名称は「Motown25: Yesterday, Today, Forever」(モータウン25:昨日、今日、そして永遠に)。この祭典がマイケルにとってムーンウォーク(バックスライド)初披露の場となった。

1983年|モータウン25

前述のとおり、マイケル・ジャクソンの「ムーンウォーク」の歴史は1983年のモータウン25からはじまりました。

ムーンウォーク

マイケル・ジャクソンが披露したことによって「ムーンウォーク」として一般に広く知られるようになったこのスタイルは、もともとは「バックスライド」という名称として、1970年代後期よりウエストコースト(西海岸)のストリートダンサーから広まっていったスタイルです。

マイケルの構想

当時マイケル・ジャクソンが自身のムーンウォーク(バックスライド)を確立するために構想していたことは、ストリートダンサーの間で流行りつつあった、かかとからつま先にかけて後方へ交互にスライドしながら移動していくバックスライドを完全コピーして完全再現するのではなく、既存のバックスライドとは違う「新しい価値観」としての新しいバックスライドをクリエイトする(創り出す)ことでした。

この新しいバックスライドをクリエイトするにあたりマイケル・ジャクソンがイメージしていた表現コンセプトは、月の上を歩いているかのように後ろと前へ同時に歩いてみることです(※2)。

つまりマイケル・ジャクソンがやりたかったことは、既存のバックスライドとは違う「新しい価値観」としての、月の上を歩いているかのように後ろと前へ同時に歩いていくマイケルバージョンのバックスライド、すなわち「前に進んでいるようで後ろへ進んでいくバックスライド」を表現コンセプトとする、マイケルの解釈によるマイケルバージョンの新しいバックスライドを表現することでした。

そして1983年のモータウン25では、マイケル・ジャクソンの解釈によるマイケルバージョンの新しいバックスライドは「ムーンウォーク」として発表され、全米でムーンウォークブームを巻き起こし、世界中へその影響が広がっていくこととなります。

その後マイケル・ジャクソンのムーンウォーク(バックスライド)は、モータウン25の翌年に開催したジャクソンズヴィクトリーツアー(1984年)、ソロとしてはじめてのワールドツアーのバッドツアー(1987年)、2回目のワールドツアーのデンジャラスツアー(1992年)、最後のワールドツアーのヒストリーツアー(1996年)を通じて改良を重ねながら進化していきました。

※2:自伝「ムーンウォーク」(※3)でマイケル・ジャクソンは、1983年のムーンウォーク(バックスライド)初披露のために事前に考えていたこととして、Billie Jeanの間奏部分で月の上を歩いているかのように後ろと前へ同時に歩いてみることだったと語っている。

※3:マイケル・ジャクソン著、田中康夫訳、河出書房新社、2009年。

バックスライドの解説

バックスライドの解説は、次の「ムーンウォーク講座|10のステップで上達するバックスライドのやり方」で詳しく解説しています。

ムーンウォーク講座|10のステップで上達するバックスライドのやり方
ムーンウォークのしくみから表現のポイントまでを全10回シリーズで解説します。

1984年|ヴィクトリーツアー

モータウン25の翌年の1984年のジャクソンズヴィクトリーツアーは、マイケル・ジャクソンにとってジャクソン5以来所属してきたグループでの最後のツアーでした。

このジャクソンズヴィクトリーツアーでマイケル・ジャクソンは、ムーンウォーク(バックスライド)以外の他の種類の「ムーンウォーク」にも表現領域を広げていきます。

それが「その場ムーンウォーク」と「回転ムーンウォーク」です。

その場ムーンウォーク

「その場ムーンウォーク」の表現は、パントマイムの、その場にとどまりながら歩いてみせる「プロファイルウォーク」の表現と、強風にさからいながら前と後ろへ歩いてみせる「プレッシャーウォーク」の表現が大元の原型となっており、1970年代後期よりストリートダンスへ取り入れられ、ウエストコースト(西海岸)のストリートダンサーによって広まっていったスタイルです。

マイケル・ジャクソンの「その場ムーンウォーク」は、1984年のジャクソンズヴィクトリーツアーのHuman Natureではじめて登場しました。

Billie Jeanへの展開

この「その場ムーンウォーク」は、その場にとどまりながらムーンウォーク(バックスライド)しているようにみせる表現が特徴で、同ツアーのBillie Jeanにも登場しました。

その後1987年のバッドツアー、1992年のデンジャラスツアー、1996年のヒストリーツアーの3つのすべてのワールドツアーのBillie Jeanでは、1984年のジャクソンズヴィクトリーツアーバージョンをアップグレードした、月の上を歩いているかのようにその場にとどまりながら後ろと前へ同時に歩いてみせる「その場ムーンウォーク」を披露し、それをやり続けたことによって、この表現がマイケル・ジャクソンの「その場ムーンウォーク」の代表的な表現として定着しました。

その場ムーンウォークの解説

その場ムーンウォークの解説は、次の「その場ムーンウォークのやり方|その場にとどまり歩いてみせる表現」で詳しく解説しています。

その場ムーンウォークのやり方|その場にとどまり歩いてみせる表現
「その場ムーンウォーク」の基本と「その場ムーンウォーク」の表現の応用について解説します。

回転ムーンウォーク

円を描くように足をスライドする、または体重移動することによって表現する「回転ムーンウォーク」は、もともとはひざをやわらかく使いながら円を描くように体重移動していく表現を利用して、月の上を歩いているかのようにゆっくりと歩いてみせることによって表現する「ムーンウォーク」(The Moonwalk)という名称として、バックスライド、その場ムーンウォークの登場と同じ時期の1970年代後期よりウエストコースト(西海岸)のストリートダンサーによって広まっていったスタイルです。

かかとからつま先にかけて後方へ交互にスライドしながら移動していく「バックスライド」をマイケル・ジャクソンが「ムーンウォーク」と命名し1983年のモータウン25で披露したことによって、一般にはバックスライドの表現が「ムーンウォーク」として広く知られるようになりましたが、歴史的観点からすると、ひざをやわらかく使いながら円を描くように体重移動していく表現を利用して、月の上を歩いているかのようにゆっくりと歩いてみせる表現が本来の「ムーンウォーク」(The Moonwalk)です。

これを踏まえマイケル・ジャクソンの回転ムーンウォークは、1984年のジャクソンズヴィクトリーツアーのBillie Jeanではじめて登場しました。

マイケル・ジャクソンが採用した回転ムーンウォークにはおもに次の2つの系統があります。

1. オリジナルムーンウォーク系

円を描くように体重移動することによって表現する回転ムーンウォーク。

2. サークルフロート系

円を描くように足をスライドすることによって表現する回転ムーンウォーク。

マイケル・ジャクソンは1984年のジャクソンズヴィクトリーツアーから1987年のバッドツアー初期までサークルフロート系回転ムーンウォークを採用し、1988年のバッドツアー中期以降はオリジナルムーンウォーク系回転ムーンウォークを採用しました。

以上を踏まえ、1984年のジャクソンズヴィクトリーツアーでマイケル・ジャクソンが採用した回転ムーンウォークはおもに次の2つのタイプがあります。

1. 自転公転型

円の中心に対して自転しながら公転することによって表現する、サークルフロート系回転ムーンウォーク。

2. 2点間ターン型

2つの折り返し点をターンで回転することによって表現する、サークルフロート系回転ムーンウォーク。

1. 自転公転型

1つ目のタイプは、ジャクソンズヴィクトリーツアー中期の公演都市トロント(カナダ)のBillie Jeanで披露した、月の上を歩いているかのように円の中心に対して自転しながら公転する「自転公転型回転ムーンウォーク」です。

この時期からマイケル・ジャクソンの回転ムーンウォークは、Billie Jean終盤の間奏部分における、ムーンウォーク(バックスライド)とならぶ「重要な見せ場の武器」の一つとして前面に打ち出すようになりました。

この回転ムーンウォークは、「円の中心に対して反時計回りに自転しながら周回軌道を時計回りに公転するように一回りする表現」に特徴があります。

自転公転型の解説

この回転ムーンウォークの解説は、次の「回転ムーンウォークのやり方|円の中心に対して自転しながら公転する」で詳しく解説しています。

回転ムーンウォークのやり方|円の中心に対して自転しながら公転する
「自転公転型回転ムーンウォーク」の足の使い方の基本について解説します。

2. 2点間ターン型

2つ目のタイプは、ジャクソンズヴィクトリーツアー最後の公演都市ロサンゼルスのBillie Jeanで披露した、月の上を歩いているかのように2つの折り返し点をターンで回転する「2点間ターン型回転ムーンウォーク」です。

この回転ムーンウォークは、「自転公転型回転ムーンウォーク」の足の使い方を引き継ぎながらも、円の中心に対して反時計回りに自転しながら周回軌道を時計回りに公転するのではなく、「左右2つの折り返し点をターンで回転しながら反時計回りに一回りする表現」に特徴があります。

2点間ターン型の解説

この回転ムーンウォークの解説は、次の「回転ムーンウォークのやり方|2つの折り返し点をターンで回転する」で詳しく解説しています。

回転ムーンウォークのやり方|2つの折り返し点をターンで回転する
「2点間ターン型回転ムーンウォーク」の足の使い方の基本について解説します。

1987年|バッドツアー

ジャクソンズヴィクトリーツアーから3年後の1987年、マイケル・ジャクソンはソロとしてはじめてのワールドツアーとなるバッドツアーを開催します。

このバッドツアーでもマイケル・ジャクソンは、さらに他の種類の「ムーンウォーク」へ表現領域を広げていきました。

それが「サイドムーンウォーク」です。

サイドムーンウォーク

マイケル・ジャクソンが表現する、月の上を歩いているかのように横方向へ滑らかに移動していくムーンウォークの「サイドムーンウォーク」は、もともとは、左右の足を横方向へ交互にスライドしながら移動していく「サイドスライド」という名称として、バックスライド、その場ムーンウォーク、回転ムーンウォークの登場と同じ時期の1970年代後期よりウエストコースト(西海岸)のストリートダンサーから広まっていったスタイルです。

名称に関しては、横方向へ移動していくムーンウォークの総称として、一般的には「サイドウォーク」と呼ばれています。

マイケル・ジャクソンのサイドムーンウォークは、1987年のバッドツアーのShake Your Bodyではじめて登場しました。

表現の進化

1987年のバッドツアー初期の公演都市横浜のShake Your Bodyでは「月の上を歩いているかのように横方向へ滑らかに移動していくムーンウォーク」を表現していたマイケル・ジャクソンですが、その後バッドツアー中期の公演都市ウェンブリー(イギリス)のBillie Jeanでは「首と肩を連動して小刻みにアクセントをつけながら横方向へ移動していくムーンウォーク」や1992年のデンジャラスツアー中期の公演都市ブカレスト(ルーマニア)では「ストップモーションアニメーション映画のクリーチャーのような動きをしながら横方向へ移動していくムーンウォーク」を披露し、また1995年のMTV Video Music AwardsのDangerousでは「ロボットのような動きで流れるように横方向へ移動していくムーンウォーク」を披露するなど、公演を重ねていくごとにその表現は進化していきました。

サイドウォークの解説

サイドウォークの解説は、次の「サイドウォークのやり方|横へ移動するムーンウォークの表現」で詳しく解説しています。

サイドウォークのやり方|横へ移動するムーンウォークの表現
サイドウォークの基本とアニメーションダンスの要素を取り入れた応用について解説します。

回転ムーンウォーク

また、このバッドツアーでマイケル・ジャクソンは2つの新しいタイプの「回転ムーンウォーク」を披露しました。

マイケル・ジャクソンがバッドツアーで採用した新しいタイプの回転ムーンウォークはおもに次の2つのタイプです。

1. 2点間スライド型

2つの折り返し点をスライドで回転することによって表現する回転ムーンウォーク。

2. 右足回転軸移動型

回転軸の右足を移動して回転することによって表現する回転ムーンウォーク。

1. 2点間スライド型

1つ目のタイプは、バッドツアー初期の公演都市横浜のBillie Jeanで披露した、月の上を歩いているかのように2つの折り返し点をスライドで回転することによって表現する、サークルフロート系「2点間スライド型回転ムーンウォーク」です。

この「2点間スライド型回転ムーンウォーク」は、1984年のジャクソンズヴィクトリーツアー後期バージョンの「2点間ターン型回転ムーンウォーク」の足の使い方を引き継ぎながらも、後期バージョンのように左右2つの折り返し点をターンで回転しながら反時計回りに一回りするのではなく、「左右2つの折り返し点をスライドで回転しながら時計回りに一回りする表現」に特徴があります。

2点間スライド型の解説

この回転ムーンウォークの解説は、次の「回転ムーンウォークのやり方|2つの折り返し点をスライドで回転する」で詳しく解説しています。

回転ムーンウォークのやり方|2つの折り返し点をスライドで回転する
「2点間スライド型回転ムーンウォーク」の足の使い方の基本について解説します。

2. 右足回転軸移動型

2つ目のタイプは、1988年のバッドツアー中期以降のBillie Jeanで披露した、回転軸の右足を移動して月の上を歩いているかのように回転することによって表現する、オリジナルムーンウォーク系「右足回転軸移動型回転ムーンウォーク」です。

マイケル・ジャクソンのオリジナルムーンウォーク系回転ムーンウォーク(右足回転軸移動型回転ムーンウォーク)がはじめて登場したのは1988年3月におこなわれたグラミー賞のThe Way Make Me Feelのパフォーマンスで、その後バッドツアー中期以降のBillie Jeanへ取り入れられました。

そして1988年10月公開の映画「ムーンウォーカー」のSmooth Criminalでこの回転ムーンウォークを披露してからは、2回目のワールドツアーの1992年のデンジャラスツアーと最後のワールドツアーの1996年のヒストリーツアーで同曲のダンスパートへ取り入れられました。

この回転ムーンウォークは、「回転軸の右足を移動してからつま先を支点として回転する表現」に特徴があります。

右足回転軸移動型の解説

この回転ムーンウォークのSmooth Criminalバージョンの解説は、次の「回転ムーンウォークのやり方|回転軸の右足を移動して回転する|前編」で詳しく解説しています。

回転ムーンウォークのやり方|回転軸の右足を移動して回転する|前編
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1992年|デンジャラスツアー

バッドツアーから5年後の1992年、マイケル・ジャクソンは2回目のワールドツアーとなるデンジャラスツアーを開催します。

このデンジャラスツアーでマイケル・ジャクソンは新しいタイプの「回転ムーンウォーク」を披露しました。

回転ムーンウォーク

マイケル・ジャクソンがデンジャラスツアーで採用した新しいタイプの回転ムーンウォークはおもに次のタイプです。

右足回転軸固定型

回転軸の右足を移動しないで回転することによって表現する回転ムーンウォーク。

右足回転軸固定型

マイケル・ジャクソンが採用した新しいタイプの回転ムーンウォークは、回転軸の右足を移動しないで月の上を歩いているかのように回転することによって表現する、オリジナルムーンウォーク系「右足回転軸固定型回転ムーンウォーク」で、デンジャラスツアーのBillie Jeanで披露しました。

この回転ムーンウォークはバッドツアー中期のBillie Jeanでも登場したことがある回転ムーンウォークで、前述の「右足回転軸移動型回転ムーンウォーク」がBillie JeanからSmooth Criminalへ移行したことにともない1992年のデンジャラスツアーから本格導入し、1996年のヒストリーツアーでも採用しました。

またこの回転ムーンウォークは、Smooth Criminalバージョンの「右足回転軸移動型回転ムーンウォーク」の足の使い方を引き継ぎながらも、Smooth Criminalバージョンのように回転軸の右足を移動してからつま先を支点として回転するのではなく、「回転軸の右足を移動せずにその場でつま先を支点として回転する表現」に特徴があります。

右足回転軸固定型の解説

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1996年|ヒストリーツアー

デンジャラスツアーから4年後の1996年、マイケル・ジャクソンは最後のワールドツアーとなったヒストリーツアーを開催します。

このヒストリーツアーでマイケル・ジャクソンは、「ムーンウォーク」と共にもっとも重要なダンスと位置づけ、ここぞという見せ場の武器としていた「アニメーションダンス」を随所に披露するパフォーマンスを展開していきます。

アニメーションダンスとは、簡単に説明すると、ロボットのような動きを取り入れたダンスのことです。

マイケル・ジャクソンのアニメーションダンスは1987年のバッドツアーのHuman Natureではじめて登場し、その後1992年のデンジャラスツアー、1996年のヒストリーツアーと公演を重ねていくごとにBillie JeanやStranger In Moscowなどで顕著に表現されるようになっていきました。

これを踏まえ、ヒストリーツアーでマイケル・ジャクソンは、アニメーションダンスの要素を取り入れた2つの新しいタイプの「ムーンウォーク」を披露します。

それが「サイドムーンウォーク」と「その場ムーンウォーク」です。

サイドムーンウォーク

マイケル・ジャクソンが「ムーンウォーク」の中でもっとも早い時期からアニメーションダンスの要素を取り入れて表現していたのがサイドムーンウォークです。

おもな表現

そのおもな表現には、1992年のデンジャラスツアー中期の公演都市ブカレスト(ルーマニア)で披露した「ストップモーションアニメーション映画のクリーチャーのような動きをしながら横方向へ移動していくムーンウォーク」や、ヒストリーツアーの前年の1995年のMTV Video Music AwardsやSoul Train Music AwardsのDangerousで披露した「ロボットのような動きで流れるように横方向へ移動していくムーンウォーク」があります。

このDangerousの「ロボットのような動きで流れるように横方向へ移動していくムーンウォーク」は翌年の1996年のヒストリーツアーでも引き継がれ、また、同じタイプのサイドムーンウォークはStranger In Moscow、Billie Jeanにも展開していきました。

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その場ムーンウォーク

アニメーションダンスの要素を取り入れた「その場ムーンウォーク」は、Stranger In Moscowで披露しています。

サイクロプスの表現

アニメーションダンスの表現には、1958年公開の映画「シンバッド7回目の航海」(The 7th Voyage of Sinbad)に登場する、一つ目巨人の「サイクロプス」(Cyclops)という、ストップモーションアニメーションの代表的クリーチャーの動きからインスピレーションを受けて創られた表現があります。

Stranger In Moscowでマイケル・ジャクソンが表現している「その場ムーンウォーク」は、1984年のジャクソンズヴィクトリーツアーのHuman NatureやShake Your Bodyで披露した、その場にとどまりながらムーンウォーク(バックスライド)しているようにみせる「その場ムーンウォーク」の表現をベースに、ストップモーションアニメーション映画のクリーチャーのような動きの要素を組み合わせた、マイケルの解釈によるマイケルバージョンのサイクロプスの表現です。

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