ムーンウォークの難易度|どの順番から取り組んでいけばよいのか
マイケル・ジャクソンが披露したことによって一般に広く知られるようになった「ムーンウォーク」は、表現別に分類すると次の4種類があります。
1. バックスライド
かかとからつま先にかけて後方へ交互にスライドしながら移動していくスタイル。
2. サイドウォーク
左右の足の「つま先とかかとの体重移動」および「交差」を利用して横方向へ移動していくスタイル。
3. その場ムーンウォーク
その場にとどまりながらムーンウォーク(バックスライド)しているようにみせるスタイル。
4. 回転ムーンウォーク
円を描くように足をスライドする、または体重移動することによって表現するスタイル。
これを踏まえ、今回は各種ムーンウォークの「難易度」にスポットを当て、「どの順番から取り組んでいけばよいのか」という観点から難易度順にランキング形式で解説していきたいと思います。
第1位:バックスライド
4種類の「ムーンウォーク」の中で一番はじめに取り組むことをおすすめしたいのは「バックスライド」です。
難易度 ★★★☆☆
バックスライドは4種類の「ムーンウォーク」の中でも比較的取り組みやすい難易度となっています。
また、バックスライドは各種ムーンウォークの中でも基本中の基本と言えるスタイルで、バックスライドを習得することによって他の「ムーンウォーク」にも共通する足の使い方を理解することができます。
なお、誤解のないよう先に話しておくと、どの「ムーンウォーク」も習得するにはそれなりの練習と時間が必要となりますので、「比較的取り組みやすい難易度」の意味を「誰もが難なく簡単に習得できる」という意味でとらえるのではなく、「やりがいを持って取り組める」という意味でとらえておいた方がよいでしょう。
バックスライドの解説
バックスライドの解説は、次の「ムーンウォーク講座|10のステップで上達するバックスライドのやり方」で詳しく解説しています。
第2位:その場ムーンウォーク
バックスライドを習得した次におすすめしたいのは「その場ムーンウォーク」です。
難易度 ★★★☆☆
その場ムーンウォークは前述のバックスライドとならび、比較的取り組みやすい難易度となっています。
その場にとどまりながらムーンウォーク(バックスライド)しているようにみせる「その場ムーンウォーク」は、バックスライドの足の使い方のしくみを理解し実践できていればスムーズに取り組めることでしょう。
その場ムーンウォークの解説
その場ムーンウォークの解説は、次の「その場ムーンウォークのやり方|その場にとどまり歩いてみせる表現」で詳しく解説しています。
第3位:サイドウォーク
バックスライド、その場ムーンウォークを習得した次におすすめしたいのは「サイドウォーク」です。
難易度 ★★★☆☆
このサイドウォークも前述の上位2種とならび、比較的取り組みやすい難易度となっています。
左右の足の「つま先とかかとの体重移動」および「交差」を利用して横方向へ移動していくサイドウォークは、バックスライドの足の使い方と共通する部分があるため、バックスライドの足の使い方のしくみを理解し実践できていれば、足の使い方を「バック」から「サイド」へ置き換えて練習することができますので、こちらもスムーズに取り組めることでしょう。
サイドウォークの解説
サイドウォークの解説は、次の「サイドウォークのやり方|横へ移動するムーンウォークの表現」で詳しく解説しています。
第4位:回転ムーンウォーク①
次におすすめしたいのは「回転ムーンウォーク」です。
回転ムーンウォークにはおもに次の2つの系統があります。
1. オリジナルムーンウォーク系
円を描くように体重移動することによって表現する回転ムーンウォーク。
2. サークルフロート系
円を描くように足をスライドすることによって表現する回転ムーンウォーク。
このうち前述の上位3種を習得した次におすすめしたいのは「サークルフロート系回転ムーンウォーク」です。
難易度 ★★★★☆
サークルフロート系回転ムーンウォークは上位3種と比べると足の使い方が複雑になるため、難易度も1段階難しくなります。
しかしオリジナルムーンウォーク系回転ムーンウォークと比べると、サークルフロート系回転ムーンウォークはサイドウォークの足の使い方と共通する部分があるため、サイドウォークの足の使い方のしくみを理解し実践できていれば、足の使い方を「サイド」から「サークル」へ置き換えて練習できることでしょう。
サークルフロート系の解説
マイケル・ジャクソンが採用したサークルフロート系回転ムーンウォークにはおもに次の3つのタイプがあります。
1. 自転公転型
円の中心に対して自転しながら公転することによって表現する回転ムーンウォーク。
2. 2点間ターン型
2つの折り返し点をターンで回転することによって表現する回転ムーンウォーク。
3. 2点間スライド型
2つの折り返し点をスライドで回転することによって表現する回転ムーンウォーク。
1. 自転公転型
自転公転型回転ムーンウォークは、「円の中心に対して反時計回りに自転しながら周回軌道を時計回りに公転するように一回りする表現」に特徴があります。
この回転ムーンウォークの解説は、次の「回転ムーンウォークのやり方|円の中心に対して自転しながら公転する」で詳しく解説しています。
2. 2点間ターン型
2点間ターン型回転ムーンウォークは、自転公転型回転ムーンウォークの足の使い方を引き継ぎながらも、円の中心に対して反時計回りに自転しながら周回軌道を時計回りに公転するのではなく、「左右2つの折り返し点をターンで回転しながら反時計回りに一回りする表現」に特徴があります。
この回転ムーンウォークの解説は、次の「回転ムーンウォークのやり方|2つの折り返し点をターンで回転する」で詳しく解説しています。
3. 2点間スライド型
2点間スライド型回転ムーンウォークは、2点間ターン型回転ムーンウォークの足の使い方を引き継ぎながらも、左右2つの折り返し点をターンで回転しながら反時計回りに一回りするのではなく、「左右2つの折り返し点をスライドで回転しながら時計回りに一回りする表現」に特徴があります。
この回転ムーンウォークの解説は、次の「回転ムーンウォークのやり方|2つの折り返し点をスライドで回転する」で詳しく解説しています。
第5位:回転ムーンウォーク②
最後におすすめしたいのは「オリジナルムーンウォーク系回転ムーンウォーク」です。
難易度 ★★★★★
オリジナルムーンウォーク系回転ムーンウォークは上位4種の足の使い方と共通する部分がほとんどないため、難易度もサークルフロート系回転ムーンウォークよりもさらに1段階難しくなり、各種ムーンウォークの中で一番難易度が高いと言えるでしょう。
オリジナルムーンウォーク系の解説
マイケル・ジャクソンが採用したオリジナルムーンウォーク系回転ムーンウォークにはおもに次の2つのタイプがあります。
1. 右足回転軸移動型
回転軸の右足を移動して回転することによって表現する回転ムーンウォーク。
2. 右足回転軸固定型
回転軸の右足を移動しないで回転することによって表現する回転ムーンウォーク。
1. 右足回転軸移動型
右足回転軸移動型回転ムーンウォークは、「回転軸の右足を移動してからつま先を支点として回転する表現」に特徴があります。
この回転ムーンウォークの解説は、次の「回転ムーンウォークのやり方|回転軸の右足を移動して回転する|前編」で詳しく解説しています。
2. 右足回転軸固定型
右足回転軸固定型回転ムーンウォークは、右足回転軸移動型回転ムーンウォークの足の使い方を引き継ぎながらも、回転軸の右足を移動してからつま先を支点として回転するのではなく、「回転軸の右足を移動せずにその場でつま先を支点として回転する表現」に特徴があります。
この回転ムーンウォークの解説は、次の「回転ムーンウォークのやり方|回転軸の右足を移動しないで回転する」で詳しく解説しています。
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ムーンウォーク動画
各種ムーンウォークの動画をYouTubeで公開しています。
バックスライド
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「5つの事例」をもとにマイケル・ジャクソンが影響を受けた「アニメーション」の表現について解説しています。